誤嚥を防ぐポジショニングと食事ケアの技術伝承 ─ ポジショニングで食べる喜びを伝えるPOTTプログラム ─

Q&A

ポジショニング技術

Q;食事時のポジショニングは、褥瘡予防のポジショニングとは異なりますか。

A;基本的には、自然に安楽な体位ということで同様です。食事は五感を働かせ全身で食べる動きが必要なため、食事時の安定や安楽な姿勢つくりや食事介助技術が必要です。基本知識を参考にして下さい。

Q;ベッドを30度に挙上しても、誤嚥する人がいます。どうすればよいですか。

A;看護現場では、習慣的にベッドを上げて食事介助となりがちです。
リクライニング位は、嚥下評価をして決めるのが基本です。
ベッドを30度に上げただけでは、身体が、ずり落ちたり、顎があがってしまいます。POTTプログラムの中の手順でやってみてください。ベッド角度をあげただけで配膳をしてしまうと、食べにくい上に誤嚥しやすくなります。電動ベッドが普及していますが、その場合も背抜きや足抜きなどをすると、いままで以上に楽に食事ができます。

Q;姿勢の表示が職種によりまちまちなので、チームで統一したいのですが。

A;体感角度00度、リクライニング位00度などと表します。共通言語として表現できればいいですね。ギャッヂアップは、看護現場ではよく使われています。しかしギャッヂは人名であり、使用しない方向をすすめています。

Q;ポジショニング用のグッズを工夫しました。皆様へ紹介したいのですが・・。

A;上記連絡先へ、ご連絡下さい。情報発信します。
便利なポジショニング用具がありましたら、下記へご紹介下さい。

POTTプログラム

Q;POTTプログラムとはなんですか?

A;ポジショニングで(PO)で食べる(T)喜びを伝える(T)プログラムの略です。看護の視点から誤嚥予防や経口摂取、食事の自立等を改善していくためポジショニングや食事ケアに着目しポジショニング技術を楽しく学び伝え合うことを願って命名しました。摂食・嚥下障害看護認定看護師や臨床看護師とともに、実践研究の中からみんなで創ったものです

Q;ホームページの内容やPOTTプログラムは、研修会などに使用してよいですか。

A;公開しているものは、全てフリーでご使用下さい。但し本ホームページからの引用であることの付記をお願いします。

Q;POTT研究会へ参加したいのですが、どのような手続きが必要ですか。

A;研究会は、定期的な会等の活動はまだしておりません。技術伝承は、病院や地域での研修会などの折にご参加下さい。

Q;ポジショニングや食事介助についての研修会を開催したいのですが、講師派遣をお願いできますか。

A;お問い合わせフォームからお申し込み下さい。本研究会のメンバーや近隣の摂食嚥下障害看護認定看護師等を紹介させていただきます。

POTT研究会連絡先 アドレス

事務局:日本赤十字広島看護大学 迫田研究室
連絡先:〒738-0052 広島県廿日市市阿品台東1-2
電 話:0829-20-2847  Eメール

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